TOEIC Test900点取得の勉強法

TOEIC900点取得の勉強法
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TOEICTest 900点突破のための文法の学習法(2/3)

3.「生きた」文法は読解を通じて「語彙」と共に身につけよう!

「生きた」文法を身につけるためのオススメの方法とは?  

それは、読解トレーニングを通じて、「コレは」と思うものが出てくるたびに、その都度、重要文法知識を確認していく、というやり方です。

 

例えば、私はかつて、助動詞の用法や、接続詞や関係詞の細かな使い分けのような問題がものすごく苦手でした。それこそ、高校時代より、文法書を読んだり、参考書や問題集をこなしてみても、しばらくすると、また、混乱してしまい、わからなくなってしまうということを繰り返していました。

これが、特集でも書いたTIMEやNEWSWEEKなどの読解トレーニングを開始し、語彙の意味がわかってもなお文意が取れない時とか、ある語彙に複数の意味があったりして、どれを当てはめたら良いのかわからないというような時に、その文に潜んでいる、又は、文を「統治」している「意外」な文法事項をチェックしてみるようにすると、非常にスムーズに理解できていくようになったのです。

このような読解トレーニングを通じての文法学習というのは、私にとってはまさに的を得たものになりました。

 

当時、私は分厚い文法書を数冊所有していましたが、ほとんど、中身を読むことも無いまま、書棚に眠っていました。 しかし、読解トレーニングを文法を意識して行うようになると、どうしても、文構造や詳細な意味が取れない時に、それらの文法書を開いてみると、なるほど、詳しく徹底的に解説してくれていることが多く、「あ~、買っておいて良かったな」とようやく思えるようにもなってきたのです。

 

読解トレーニングはそのまま「生きた」英文を読んで解釈するわけですから、前章で書きましたような「教科書知識」を、まさに、理想的な形で再チェックするうってつけの方法であると言えます。

しかも、このやり方では、いかなる知識も、「生きた」文脈と共に、「生きた」語彙を載せて理解、習得することができるので、TOEICなどの試験で「実践使用」するうえでは非常に頼もしい方法であると言えます。

 

事実、私は、初めて930点を取ったときには、文法知識に関しては、この読解トレーニングを通じて習得する以外には、他の学習はほとんどやりませんでしたが、実際の試験では、それまでには感じられなかった大きな効果を感じることができました。 文法問題であるパート5と6を解く際に、以前なら、それぞれ正解を選択するために、文法的根拠をあれやこれや頭の中で"説明"しなければ納得できないことが多かったのですが、その時の試験では、ほとんどの問題で正解をほぼ瞬間的に選択することができたのです。

 

その時の根拠というのは、教科書的な知識を元にするのではなく、単に「普通、こんな言い方はしないよな」とか「あ、これは、あの記事の中で見た使い方だな」というように、自分の中にある実践的な学習体験やそこから獲得した「生きた」知識こそが、役立ってくれたのでした。