TOEIC Test900点取得の勉強法

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新TOEICの完全対策術公開!(1/3)

1章.新TOEICリスニングセクションでは、パート3が要注意!

さて、まずはリスニングセクションからです。 既にご存知かもしれませんが、変更点としては、以下の4点でした。

その1 : パート1の写真問題が20題から10題へと減った。

その2 : パート3の会話文音声が長くなり、1つの長い音声につき3つの問題に答える形式になった(旧形式では1つの短い音声につき1題でした)。

その3 : パート4の音声がやや長めになり、なおかつ、問題数が旧形式の20題から30題へと増えた。

その4 : 音声担当のネイティブが、旧形式のアメリカ式発音だけでなく、イギリス、オーストラリア、アイルランド、ニュージーランドなどの幅の広い発音を話していること。

まず、最初に、この点を心配されている人が多いようなので、「その4」のネイティブの発音がアメリカ式だけから、イギリスやオーストラリアなどの多国籍の様式を取り入れている点に関して、私の感想を話したいと思います。

はっきり言って、気にするほどのことはありませんでした。

私も音声を聞くまでは、強烈なオージーなまりやアイルランド系のアクセントが出てきたらどうしよう、とドキドキしていたのですが、実際には至ってオーソドックスなものでしたね。

むしろ、イギリスやオーストラリア式の発音のほうが、言葉と言葉をクリアーに区切って発音してくれる感じがするので、言葉がつながりがちなアメリカ式発音より、聞きやすい時さえ、あったほどです。

 

それよりも、私が、「これはかなり違うぞ」って思ったのは、パート3の会話文問題の変更でした。 まず第一に、旧形式に比べて、2倍から3倍の長さの音声を聞き取らなくてはならない点で、これまで以上に高い集中力が要求される点がタフだと思いましたね。

さらに、加えて、1つの音声につき、問題が3題もついているので、ヒアリングの途中で話を見失ったりすると、ヤバイことになりかねません。また、旧形式のように1つの音声につき1つの問題だけであれば、音声を聞く前に、問題文や解答の選択肢の英文に目を通すことで、ヒアリングの理解をかなり助けてくれるような効果を期待できましたよね。

それが、新形式だと、1つの音声につき3つも問題がついているので、音声を聞く前にそれらの全てに目を通そうと思うと、これはもう、並大抵ではない「速読力」が必要だと思いましたね。

それに、3つの問題自体も、会話内の話の流れ通りの順番になっていないことがあるので、最初に問題文を読んでおくことができないと、三番目の問題を解こうとすると、その内容が音声の出だしで話された事だったりして、忘れてしまうということにもなりかねない点は要注意だと感じましたね。

 

旧形式のリスニングでも、高得点を狙っていくには、英文を読むと同時に理解するような高い速読力が要求されていることは、このホームページ上で既に触れていることです。しかし、新TOEICでのリスニングでは、その感がさらに強まったという印象を受けましたね。 これに加えて、パート4の問題数が10題も増えたのです。 また、パート4では、1つの音声についての問題数が2題である場合と3題である場合が半々である旧形式と違い、新TOEICでは、全ての音声について3つの問題が出題する形式に変更されました。

 

これもはっきり言ってキツイ変更ですよ。

 

パート3の話でも触れましたように、音声が流れる前にそれら3つの問題や選択肢に目を通し理解しておくことはたやすいことではないからです。 ホームページ上(リスニングとリーディングの問題構成は100:100ではなかった!?)で、旧形式のTOEICについて、リスニングセクションのパート3と4で要求される速読力の要素を考えると、リスニングとリーディングの問題比率は、実は50:150ではないか、と書きました。 ただ、この発言の目的は、半分は、スコアを伸ばせない学習者が抱える、TOEICに対してのコンセプト自体を見つめ直して頂きたい、という希望からでした。

 

しかし、新TOEICでは、大げさでも何でもなく、まさしく言葉どおりに、リスニングとリーディングの問題比率は、50:150どころではなく、40:160である、と断言できます。

 

今回の形式変更を、問題を解きながら実際に体験してみて、速読能力の大切さをつくづく感じさせられたからです。 英文を素早く理解する能力が足りない人にとっては、新TOEICのリスニングセクションは、旧形式をはるかに超えて「タフな強敵」に変化することになるでしょう。