TOEIC Test900点取得の勉強法

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新TOEICの完全対策術公開!(2/3)

2章.新TOEICリーディングセクションは、読解分量が増えたため、時間に要・要注意!

さて、続いて、リーディングセクションです。 これも、ご存知のことでしょうが、変更点は以下の三点です。

 

その1 : パート6の誤文訂正問題が廃止された。

その2 : パート6に、長文の語彙穴埋め問題が新設され、問題数が旧形式の20題から12題へと減らされた。

その3 : パート7の長文読解問題が40題から48題へと増え、また、1つの長文の読解量が以前よりも増えた。

 

私が最も注目していたのは、新設のパート6でした。 この形式の問題は、実は、英検では長年、出題されてきたものであり、多分、この手の問題を「お、新しい形式だな」と思う人はあまりいないのではないでしょうか。

 

問題の長文も選択肢の語彙自体も、旧形式に登場するものに比べて、特に難しくなったわけでもないので、このパートで高得点を挙げることは、それほど難しい話ではない、と思いましたね。 旧形式のパート6は、時に「神経衰弱」的なゲーム要素の高い問題が出題されていて、学習者の実力が正解率に公正に反映されないこともあったはずだからです。

 

ただ、このパート6を解き終えて、ふと、ある事に気づき、愕然としました。

 

それは、このパートを終えるのにかかった時間です。

スピードを意識して急いで長文を読み、問題を解いたつもりでも、旧形式のパート6にかけるのと同じ時間がかかってしまったのです。

 

「同じ時間」なら問題ないではないか、と思われるかもしれません。 でも、それが大問題なのです。

 

なぜなら、新TOEICのパート6は12題なのです。旧形式は20題ですからね。 12題解くのに、20題解くのと、同じ時間をかけてしまうことは、このリーディングセクションに関しては、かなり深刻な問題になりかねません。 それは、まるで、旧形式のリーディングセクションの総問題数が、100問から108問になったようなものですからね。 しかも、その追加された8問は、パート7の長文読解問題であり、イメージ的には、長文にして2つから3つも増えたような印象になります。

 

このホームページのメインテーマでもありますが、旧形式の問題でさえ、「時間が足りない」と嘆く人が多いのが現状なのです。 そこへ来て、長文問題が2つも3つも付加されたケースを想定してください。 これは、もう、かなり深刻な状況になりかねませんよね。

そして、実際に、変更点の「その3」のように、パート7の読解問題の、問題数が8問も増えました。

 

長文の数自体は、旧形式と変わらないのですが、実は後半の181番~200番までの4つの長文が、関連する2種類の長文が結合した形式のものになっており、結果的に長文自体の長さが旧形式ではあり得ないほど長くなっていることは要注意です。

 

これらの「複合式」長文が、パート7の最後の最後に配置してあるのは、いかにも、TOEICらしい「イヤラシさ」でありますが、これらのような、長い長文に絡み、問題数が8問も追加されたことで、受験生はコレまで以上に時間の足りなさに苦しむことは確実だと思います。

 

事実、私自身、旧形式に比べると、確実に、時間的余裕は少なくなりました。

 

ただ、そのように時間的な余裕という点から見れば、確実にタフさを増した新形式のリーディングセクションですが、

 

得点率、という点から見ると、今とそれほど変わらないこともわかりました。

 

特に私の場合は、もともと、旧形式のパート6が好きではないということもあったので、むしろ、新TOEICでの得点率のほうが高くなっています。 旧形式からこのパート6の悪問(?)が消えてくれることにより、時間は余分にかかるようにはなりますが、高い読解力、速読力を持った学習者であれば、「点の取りこぼし」は絶対に少なくなると思います。